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3月3日 日本共産党滋賀県常任委員会が見解

立憲民主党と国民民主党の候補者調整についての見解1参議院滋賀選挙区の野党統一候補に関する事実と異なる一部報道について
     ・・・候補者一本化の協議はこれからです・・・
                     2019年3月3日  
                        日本共産党滋賀県常任委員会

 立憲民主党と国民民主党が参議院滋賀選挙区の候補者を嘉田由紀子氏に一本化したことにともなう報道について、日本共産党滋賀県委員会(以下、「県委員会」)の見解を表明します。

 嘉田氏への一本化が明らかになり、県委員会は各社から取材を受けました。「佐藤候補をおろすことになるのか」との質問も受けましが、「そんな話は全くない。共産党は佐藤耕平を統一候補にと考えている」と明言しました。したがって「共産と社民も嘉田氏での一本化を了承する方針」(3月1日付「朝日新聞」)「共産は党県常任委員の佐藤耕平氏を推しているが、党本部が他の一人区の状況もふまえ社民とともに嘉田氏が統一候補になることを了承する見通し」(3月2日付「朝日新聞」)などの報道は、事実と異なります。また、記事に「党本部が」とありますが、この件での日本共産党中央委員会への取材は一切ありません。

 日本共産党は、野党統一候補を実現させるために全力を尽くしています。そして、滋賀選挙区で、立憲主義と民主主義を取り戻すという大義に立ち、自民党と正面対決できる野党統一候補には、佐藤耕平が最もふさわしい候補者だと考えています。この立場は、滋賀県4野党協議会でも表明してきました。統一候補実現のために引き続き、野党協議に誠実に対応していきます。

 今回の候補者調整は、あくまでも立憲民主党と国民民主党の調整です。「野党統一候補」を決めたものではありません。3月1日に開催された第10回滋賀県野党4党協議会で、立憲民主党と国民民主党から、候補者を嘉田由紀子氏で一本化したことが報告されましたが、その際にも両党は「今後は、佐藤耕平さんと嘉田由紀子さんを候補者対象に一本化の協議を進めていくことになります」と説明されました。

 これまで、報道各社からの取材に対して県委員会は「全国32の一人区で本気の共闘を実現してこそ、自公に勝利できる。そのためには、①豊かで魅力ある共通政策をつくって共闘の大義の旗印を県民のみなさんに示すこと、②本格的な相互推薦、相互支援を行うこと、この2点が大切だ。共通政策については、滋賀県の野党4党で協議して練り上げる。後者については、全国レベルの話なので党本部で合意することが必要だから、各党がそれぞれ党本部と綿密に連絡を取りながら、党本部間で調整することになる。日本共産党は、佐藤耕平を統一候補にと考えている」と述べてきました。この方針に変わりはありません。

 安倍政権に審判をくだし、市民と野党の共闘で新しい政治を開くために、滋賀の野党4党は、力をあわせてきました。誠実に話し合い信頼関係を深めながら共通政策を練り上げ、2019年2月7日に発表しました。県委員会は、こうした努力を土台に野党統一候補を実現するために、引き続き全力を尽くします。そして、市民と野党の共闘で参院選に勝利するためにも、目前に迫った県議選と市町議選での日本共産党の躍進を勝ち取る決意です。
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