嘉田由紀子知事は7日、知事選を前に立候補しないと表明しました。日本共産党滋賀県委員会はこう考えます。(2014年5月8日)
嘉田知事の知事選不出馬表明について

一、嘉田知事は7日、次期滋賀県知事選挙に出馬しないことを表明した。これで、嘉田県政は2期8年で幕を閉じることになった。

 今回の嘉田知事の不出馬表明は、政治的には、国いいなり、大企業応援の政治が県民との矛盾を広げ、ゆきづまった結果である。

 嘉田知事は、当初、自民党の攻撃のもとで動揺もあったが、大きく広がった県民の世論と運動を背景に、新幹線栗東新駅を中止するなど、県政に一定の変化をもたらした。

 しかしながら、国政との関係では、大飯原発の再稼働容認、消費税20%への増税主張、TPP交渉やオスプレイ訓練の黙認など、国いいなりの姿勢に終始した。

 県政でも、県立特養ホームなど福祉・文化施設の民営化・廃止、私学助成の削減、公約を踏みにじっての高校統廃合や市町村合併の推進など、福祉や教育、地方自治の切り捨てをすすめた。

 その一方で、大企業への誘致奨励金の支出に固執するなど、総じて、それまでの自民党県政から抜け出すことはできなかったといえる。

 さらに、新党騒ぎやリニア新幹線を理由に新幹線新駅の必要性を説くなどして、県民からその政治姿勢を問われることとなった。


一、わが党は、きたるべき知事選挙で、坪田五久男さんを先頭にして、安倍政権の暴走政治ストップ、県民のいのちと暮らし第一の県政を実現するため、全力を尽くすものである。

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