滋賀から救援 日本共産党いわき・双葉地区委員会ニュース2013年5月29日号から

滋賀県党からのボランティア
27・28日の両日行動

 党滋賀県委員会からの復興ボランティア8人の一行が27・28の両日行動しました。一行は27日の早朝いわき市に到着、一息入れる間もなく3月以降立ち入りが解禁され、翌日仮設住宅の訪問を計画していた富岡町を視察、いわき市、広野町、楢葉町と北上し、被害の惨状、特に2年間時間が止まったままであるかのような富岡町の状況を知りました。
 前日に袋詰めした支援物資(米)を手に、28日は平下高久にある富岡町民が避難する仮設住宅90軒を訪問しました。46軒で対話し、留守のお宅にも訪問の趣旨と連絡先を書いたメモといっしょに物資を届け、夕方までに3人の方から感謝の電話が地区委員会に寄せられました。
 交わされた対話はその切実さがボランティアの方々の胸を熱くするものばかりでした。「新築の家のローンばかり残った」「両親は東京、妻子は郡山、自分は仕事がありここ(仮設)と家族がばらばら」「10年以上かかるだろう、それまで生きてはいない」「頑張れ、頑張れと励まされるがこれ以上頑張れない」「近所に店がないのでお米は本当に助かります」などと出されました。
 「収束宣言撤回、10基廃炉、賠償基準見直しの3点の『原発署名』は町民の気持ちとぴったり」と29筆をこの行動で集めました。