■たたかいはこれから、消費税増税阻止の国会を2012820日)

 みなさんこんにちは、日本共産党です。
 みなさん、消費税の税率を10%まで引きあげる大増税法が、民主、自民、公明の談合で強行されました。
 消費税増税は先の総選挙で「任期中は増税しない」と約束した民主党の公約違反です。「コンクリートから人へ」も大うそ、増税分をムダな大型公共事業に使うなど、「社会保障のため」という口実も国会審議で総崩れになりました。
 私たちは、国民の声を無視し、密室談合を繰り返し、悪政を押しつける野田内閣・民主党、自民党、公明党の暴挙に満身の怒りを込めて抗議します。
 みなさん、成立後も反対の声はおさまるどころか、いよいよ燃え盛っています。成立後もどのマスコミの世論調査でも反対が多数です。毎日新聞の世論調査では、消費税増税が「暮らしに影響する」と答えた人が、「大いに」「ある程度」を合わせると実に92%にも達しています。
 みなさん、増税法は成立しましたが、8%に上がるのは2014年4月からです。反対世論は実施が迫るほどさらに高まるでしょう。たたかいはこれからです。
 いま、原発再稼働、TPP参加、オスプレイ配備などに対して国民の怒りが沸き起こっています。こうしたたたかいとともに、「消費税大増税の実施を許すな!」の旗を掲げて国民的なたたかいを大きく発展させ、増税勢力を追いつめましょう。
 みなさん、2014年4月までには、必ず衆院選、参院選があります。来るべき国政選挙で民主、自民、公明の悪政連合にきびしい審判を下し、国会を変えれば増税中止を決めることもできます。
 実際、フランスでは政権交代で誕生したオランド政権が、サルコジ政権が決定していた消費税増税を撤回し、富裕層への課税強化や企業の社会保障負担増額を打ち出しました。日本でも増税撤回はできます。
 みなさん、日本共産党は「増税の前にすることがある」という立場ではありません。消費税に頼らない別の道、つまり対案を示し、消費税増税に一貫して反対してきた政党です。この党を総選挙、参院選挙で伸ばすことが増税を中止させる一番の力になります。日本共産党を伸ばして、ごいっしょに、「増税阻止の国会」をつくりましょう。
 みなさんの大きなご支援を日本共産党にお寄せいただきますようお願いして、この場からの訴えを終わらせていただきます。ありがとうございました。