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 稲森さんの第1次和歌山救援活動報告(2011年9月13日)
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9月13日 みんな元気に泥出ししてます! 和歌山から連絡

 国道311号が通行止めのため、峠越え。大津から7時間かかって目的地、和歌山県田辺市本宮町、熊野大社の近くに着きました。

 車から降りると、いきなり「ここは土砂ダムの下側になるので、警報が鳴ったらすぐ逃げて」と説明を受けました。

 川からあふれた濁流が家の中に入って、家具も本棚もぐちゃぐちゃの民家にとりかかりました。泥出しして、清掃。ポンプでくみ上げた水を流しても、ひどい異臭です。それでも何とか片づけると、「今まで名前も知らなかった方に、こんなにしてもらって」とお礼をいわれました。大変だろうが、がんばってほしい、という思いで胸がいっぱいになりました。

 次は請川の商店街へ。まちじゅうが泥だらけ。郵貯銀行も閉鎖。異臭が漂い、民宿で用意していただいたおにぎりも、とても家のなかでは食べられません。たたみ屋さんの泥出し作業で頑張りました。

 大津からのボランティア8人は全員、元気です。
                                
(9・13 稲森善稔さんから)