日本共産党滋賀県議団は6日、滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で2月3日に155㍉りゅう弾砲1発の着弾場所が確認できなかった事故について、国に実弾射撃訓練を再開しないことなどを要請するよう求める三日月大造知事宛ての要請書を提出しました。
要請書は陸自中部方面総監部が7月26日に発表した事故の調査結果と再発防止策について「不明弾の着弾地を地図上の『予想位置』しか示せない、ずさんな調査結果」だと指摘。2015年以来5回目の事故で「事故の主要な原因は『人為的ミス』ではなく、狭い演習場そのものにあることは明白」で「実弾射撃訓練を中止すること以外には、事故の再発を防止」できないとしています。
科学的な調査に基づいて事故原因を徹底的に究明し責任を明確にすることや、演習場周辺の全住民を対象にした説明会を開き謝罪するとともに住民の声を聞くことも要請するよう求めています。
要請書
2025.08.08