日本共産党滋賀県議団は24日、湖東記念病院事件国賠訴訟で大津地裁が原告の西山美香氏への賠償を命じた判決について、県が控訴しないよう求める要請書を三日月大造知事宛てに提出しました。
要請書は、判決が捜査当局による自白の誘導を認めて自白の信用性や任意性を明確に否定し、検察に送致すべき証拠が隠されていた事実も認定したことなどを指摘。「判決を重く受け止め、控訴せず、真に反省し、原告西山氏に謝罪するとともに、事件を検証し、二度と冤罪(えんざい)がおこらないようにする」よう強く求めています。
県議会は2024年7月、えん罪被害者を迅速に救済するため「刑事訴訟法の再審規定の改正に向けた議論を求める意見書」を全会一致で可決しています。
要請書
2025.07.25