日本共産党滋賀県委員会は1日、「消費者と生産者が力を合わせ、食と農の未来を拓(ひら)こう」と東近江市で集いを開きました。紙智子参院議員がコメ不足と米価高騰を招いた自民党農政の問題点を指摘し、「食卓にコメが届くまで国が責任を持たなければならない」と訴えました。
紙氏は、参加者のさまざま質問にも答え、「強い者が生き残るという新自由主義的な農政を変え、人と環境に優しい農業に」と強調。災害に備えるためにも大幅な増産へと転換し、ゆとりある需給・備蓄計画を立てることが必要で、「声を上げてほしい」と訴えました。
さとう耕平党県くらし・雇用対策委員長は、備蓄米の放出が「臨時の当面の手だてであって本質的な問題の解決にはならない」と指摘。「農家をきちんと支援するための農業予算を増やす。そのために政治の転換を必要だ」と述べました。
2025.06.03