■県、高校統廃合計画を一部「先送り」(2012年9月24日)

 滋賀県教委は24日、県立高校再編計画修正案の概要を示し、彦根、長浜両市の各2校の統廃合時期は、当初予定の2014年度から2016年度へ2年間先延ばしする方向で検討していることを明らかにしました。

 24日の県議会の会派代表質問に答えたもので、地域・学校からの聞きとりで、長浜市を除き、各高校や自治体からきびしい統廃合反対の声が寄せられたと認め、「地域の意向をくみ取る方向で、全県的視野に立って判断する」と答えました。

 今後のスケジュールとして、近く提出される予定の長浜市の第2次提言の後、統廃合計画案を示し、説明会を開くとのべ、統廃合それ自身は変えない考えを示しました。

 2年間の「延期」は、長浜北高校と長浜高校、彦根西高校と彦根翔陽高校を統廃合し、新設校を設置する時期についてで、その他の学校の時期は述べませんでした。

 教育長は「9月中旬に計画案提示、11月に計画決定」とする方針を述べていましたが、県議会では、「今でも中学3年生、2年生の進路指導に影響している」という質問が出されました。