■県教育長「9月中旬案提示、11月に計画決定」(2012年8月1日)

 河原恵県教育長は7月31日に長浜市で開かれた「高校教育に係る意見を聴く会」で、「9月中旬に計画案提示、11月に計画決定」とする方針を述べました。

 6月県議会でも河原教育長は同じ発言をして、各自治体や議会、県議会からも厳しい批判を浴びました。

 会出席の市教委委員らも、「学校や地域は再編計画をたいへん不安に思っている」「計画の策定はもっとていねいになされるべきだ」「意見を聞くというが、聞くだけで、中身を変えるつもりはないのではないか」「計画そのものを白紙に戻すべきだ」と、きびしい意見が続出しました。

 しかし河原教育長は、「進路選択の時期が迫っており、11月がぎりぎり」だと述べました。

 長浜市の「長浜の未来を拓く教育検討員会」は、すでに提出している「第1次提言」に続き、「第2次提言」を年内にも提出する予定ですが、河原教育長は「なるべく早く出してもらいたい」と述べました。

 河原教育長の発言は、再編計画の強行という結論だけが先にあるもので、県民多数との納得と合意を追求する政治姿勢がないことを改めて示しました。