■あいば野演習場とはどんなところ?    (2012年7月23日)


 広大な土地から住民が締め出され、ほぼ通年の軍事演習による爆音が住民を苦しめています。

 ここは自衛隊の戦車隊とミサイルを装備した航空自衛隊が訓練している。

 演習場であるだけでなく、「日米共同使用の基地」とされており、日米地位協定で米軍が使用することができる「日米共同使用の基地」とされている。












アメリカ軍との合同演習の日常化は演習場内の道路標識にも示されている
















 演習場内には市街地を模した都市型訓練施設がある。市街戦で町を「制圧」する訓練のためだ。

 この建物には「IMAZU BUILDING」の表示がある。

 道路の下には地下道が掘られている。

 見かけはコンクリート打ちっぱなしの雑な施設のように見えるが、実は突入、射撃の様相が別棟にあるコンピュータが制御していて、どの兵士が射殺されたかどうかが訓練に即時に反映される付属施設があって、とんでもないハイテク施設なのだ。



 PAC3も配備されている

 ミサイルを迎撃するミサイルである。高速で飛ぶ標的に当てることは
当然難しい。当たらないと言った方がいいくらいだ。














 演習場の外でほぼ日常的に行われている自衛隊員の夜間徒歩訓練。

 自動小銃も、肩からつるした手榴弾も本物だ。バッグには防毒マスクが入っている。これらが隊員の標準装備だ。

 普通の道路を、明かりもなく行進する。写真が明るいのは、フラッシュをたいたためで、暗闇をこうした集団が声もなく、数10人から数100人が歩いていることを想像してほしい。

 民家の軒下を伝うように歩くこともあるし、道を誤ったとかで、民家の庭にはいりこんで休息をとることもある。

 いきなり異様な武装集団に遭遇した運転手があわてて運転を誤り、自衛隊員をはね死亡させた事故も起きている。

 演習場外の訓練は危険な行為だ。

 だが演習場外訓練は、あいば野周辺から、滋賀県全域、京都府へと広がっている。

 下の写真は大津市内中心部でのものだ。
 自衛隊の演習場は、高島市の饗庭野だけではないし、演習場内だけでもない。

 全県、全国が演習場になろうとしている。