■大飯原発再稼働するな! 政府の知事への説明で行動(2012年4月23日)



 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で23日、牧野聖修経済産業副大臣が滋賀県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に政府の再稼働方針を説明しました。

 県庁前では、「政府が急ぐべきは福島原発の処理、被災者救済だ」「大飯原発の再稼働はやめよ」と県民約70人が集まり、抗議の声をあげました。(写真上)

 牧野副大臣は「電力需給を見ても再稼働は必要」と、嘉田知事に理解を求めました。

 嘉田知事は「万一、事故が起きた時、被害は近畿全体に及ぶ」などと、慎重な姿勢を示しました。しかし、明確に再稼働に反対、同意できないなどの主張はされませんでした。

 会談には、経産省資源エネルギー庁次長と、原子力安全・保安院院長も同席しましたが、県庁前に詰め掛けた県民への説明もなく、逃げるように車で次の京都府庁に向いました。(写真下)